股関節痛 – 【静岡県富士市】　かわぐち整体院

変形性股関節について

●放っておいても治る股関節痛
●放っておいたら治らない股関節痛

この2つの違いについて何かわかりますか？実は股関節痛と言っても、股関節の中身はその型によって全然違ったものになるんです。
大きく分けて2つの型に分類することができます。

●1つ目は疲労による股関節痛
●2つ目は拘縮による股関節痛

それぞれ痛くなる原因が違います。

●放っておいても治る股関節痛→疲労型
●放っておいたら治らない股関節痛→拘縮型

◆疲労型について

午前中は比較的調子がいいです。しかし、日中とか午後、夕方、夜になってくると、だんだんと股関節周りの筋肉が疲労して辛くなり痛みが出てきます。
また、普段歩いている距離以上に歩いたとか、普段やらないことをやった時に出てくる型の痛みも疲労型の股関節痛ということになります。

◆拘縮型について

動き始めに痛いというのが主な症状です。朝起きた時に体を動かす瞬間から痛い。ベッドから起き上がる時に痛い。要椅子から立ち上がる時に痛い。歩き始めが痛い。
でも、その動作を繰り返していくうちに症状が少しずつ軽減するこういった特徴があります。疲労型は逆です。
最初は比較的。
最初は良くても動いていくうちに徐々に徐々に痛みが増してくる。これが疲労型。疲労型と拘縮型は真逆だということです。ですから、放っといても休めば楽になる疲労型、放っといたら楽にならない拘縮型に分かれます。

拘縮型の患者さんが、どれだけ体を休めても良くならないのはこういった理由があるからです。よく整形外科で『痛みがあるうちは動かない方がいいとか動かさない方がいい』などアドバイスされます。多くの患者さんは忠実に守っていますよね。
しかし、思いのほか良くならない、かえって悪化する患者さんも少なくありません。

拘縮型の患者さんはどれだけ体を休めても良くならないわけなんです。
休んで良くなるのは、疲労型の患者さんだけなんです。

拘縮型の患者さんは、むしろ動かした方がいいのです。
治療としてはしっかり股関節を動かす筋肉や関節を構築している組織に対してしっかり、ゆるめていくことで股関節の可動域を広げるために動かしていくという対処が必要なのです。
ですから、疲労型の股関節痛と拘縮型の股関節痛は全然対処方法が違うということです。
ですから、その症状に合わせた対処を施していかないと改善しないということがつながります。
よくあるのが、例えばどこか出かけたとか、仕事をしたりして、それによって痛みが強くなったとします。
その痛みに対して一生懸命ほぐしたり、ストレッチをされる患者さんは多くいますが、実はそれでは改善しづらいんです。
だからといって、それがダメというわけではないんですが…
それプラスこちらが大事。

しっかり体を休ませるっていうことが、実はほぐすとか緩めるよりも、重要な対処法なんです。
温めて、体を癒してあげる。しっかり体を休ませて、筋肉を疲労から回復する。こちらの方が実は重要なんです。
でも、こういった股関節痛のその型や種類を知らないと対処方法を間違ってしまいます。
あなたが今現在、出ている痛みはどっちが優勢なのか、疲労の方が優勢なのか、拘縮の方が優勢なのか。多くの患者さんはミックスタイプです。
でも、その。時々の行動パターンによって出る痛みがどちらが優勢なのかっていうのは、その。シチュエーションによって違ってきます。
簡単に言えば、疲労型の股関節痛というのは同じ動作を続けていくことで痛みが増していく場合です。まずは体を休ませることです。
でも動かし始めから痛い。そういった患者さんは、関節が固まっているので。しっかりその固まっている筋肉や関節に対しての処置必要です。治療を受けるとか、整体を受けるとかセルフケアを行う。

これによって今現在、固まっている筋肉に動きをつけていく、関節の可動域を広げていく。こういった処置をしていくことがとても重要です。

ですから、今現在、あなたの痛みがどちらの優勢なのか！？
それをしっかり把握して、それに合わせて、正しい対処をいって行くにしていきましょう。