生理痛 – 【静岡県富士市】　かわぐち整体院

生理は女性ホルモンの周期的な変化によって起こります。妊娠しなかった場合に分厚くなった子宮の内膜が剥がれて出てくるのが生理です。この時に下腹部が痛くなったり、腰が痛くなったりする女性がいるのですが、これを生理痛と呼びます。生理に伴って、いろいろな病的な症状が起こるものを月経困難症といいます

日本での報告だと3人に一人くらいって言われていますね。通常の成立は、生理の前日から3日前くらいから始まって、生理が始まってから24時間くらいで痛みがピークに達して2、3日で収まります。痛みは鈍い感じですぐに治まるものではなくて、しばらく続くことが多いです

月経困難症の症状として、痛みとともに吐き気が起こったり、便が緩くなったり、頭痛が起こったり、めまいが起こったりっていう場合もあります。生理痛がひどい場合には、朝昼晩と鎮痛薬を飲んでも、それでも痛いっていうくらいつらい方もおられます。日常生活が辛くなるくらいの成立、いったい何て起こるのでしょうか。

生理痛の原因　1

生理痛が起こる原因の一つとされているのがプロスタグランジンの分泌量が多いというものです。

プロスタグランジンは子宮の筋肉を収縮させて剥がれ落ちた子宮の内幕を外に押し出すっていう働きをしています。生理痛がひどい女性の場合には生理が始まる。ちょっと前くらいから生理中にかけて子宮内膜から出てくるプロスタグランジンが多いということが報告されています。

プロスタグランジンがたくさん出てしまうことによって、子宮が過剰に収縮してしまうんですね。そうすると子宮の中を走っている血管が細くなってしまったり、虚血といって、うまく血が通わなくなってしまうことによって、痛みが出てくると言われています。

痛みが起こる原理的には、心筋梗塞で痛みが出てくるのと同じような形ですね。心筋梗塞で痛みを感じるのも、心臓の筋肉が虚血といってうまいこと血が通わなくなってしまうことによって起こります。プロスタグランジンには痛みを強める作用もありますので、頭痛や腰痛の原因にもなります。

生理痛の原因　2

子宮がまだ熟化していないということです。特に若い女性や出産経験のない女性に多い原因であるとされています。子宮がまだ発育していない状態で、子宮の中に生理の血液が溜まって、子宮の出口が狭いことによって狭いところを出て行く時の刺激が痛みになるとも言われています。

子宮の出口が狭いと経穴がスムーズに流れないんですね。この場合には、出産を経験することで、生理痛が軽減するっていう方もおられます。

生理痛の原因　3

子宮はお腹の中でまっすぐになっているのではなくて、膀胱側に傾いていたり、直腸側に傾いていたりします。

割合としては、膀胱側に傾いている人の方が多いですね。傾いていること自体は正常なんですけれども、この傾きが強すぎる女性も生理痛が起こりやすいっていうことが知られています。続いてはストレスですね。特に若い女性の場合には、生理に対する不安や緊張などが原因している場合もあったりします。

生理痛の原因　4

ストレスですね。特に若い女性の場合には、生理に対する不安や緊張などが原因している場合もあったりします。
ストレスがかかりすぎることによって、より痛みを強く感じる場合もありますね。生理中は睡眠不足であったり、過度のストレスがかかってしまう事を避けて、できるだけゆっくりとを過ごせる方がいいです。

子宮に異常がある場合

子宮に異常があることによって、生理痛がひどくなってしまうというものもあります。子宮や卵巣に異常があるものだと、痛みは年齢を重ねると共に悪化してくると言われています。

具体的には、子宮内膜症や子宮腺筋症、子宮筋腫などがあります。
30歳以上の女性に多いとされていて、生理の4、5日前から生理の後まで続くということが知られています。例えば、子宮内膜症がひどくなると、生理以外の時でも痛みが出てくるっていうことがあります

生理痛が年齢を重ねるとともにどんどんひどくなってくる場合には、1度産婦人科でご相談いただけるといいですね。